2017年01月08日

身につけるべき実務力は、状況に応じた実務ができる実務力だ

「あなたは実務をした経験がありますか?」とか「あなたはXXの実務ができますか?」と漠然と聞かれたら、何らかの仕事をしたことのある人ならあまり深く考えずに「経験あります」とか「できます」と答えるかもしれません。
でも、「(具体的に)これこれこういう実務はできますか?」という質問のし方をされ、それがその状況に応じたものであることを求められている時は、「それは経験がありません(ほとんど経験がありません)」とか「できません(あまりできません)」と答える人もいるでしょう。
例えば、大企業で経理部門の一部署に所属していた人は、その部署で自分に与えられていた仕事なら精通していて同じ仕事のやり方が通用する仕事ならできるかもしれませんが、ベンチャー企業ですべての経理業務を、しかもその企業のレベルに合わせた経理をこなせるかといえば、たぶん難しいでしょう。

私は仕事人なら実務力を身につけるべきと考える人間ですが(要は頭でっかちで実務ができない人間になってはいけないということ)、大事なポイントは、その実務力は、状況に応じた実務ができる実務力でなければならないということです。
私自身の仕事人人生を振り返ってつくづく感じていることですが、状況に応じた実務ができる実務力を身につけていれば、まぁどこへ行っても(仮に違う仕事に就いても)どうにかなります。
そのためにはどうするかといえば、与えれた仕事以上の仕事を実践的に経験しておくことです。
大企業の経理部門の一部署の人であっても、同部門の他部署の人たちと交流はできるでしょうし、自分の仕事ではないかもしれませんが実務の仕事のやり方を教えてもらうことはできるでしょう。
もし可能なのであれば、経験したい仕事ができる部署に異動させてもらって実務を経験することもできるかもしれません。


私は新卒で入社した会社で最初に配属された部署に6年間在籍しましたが、同じ部署で同じ仕事ばかりしていては仕事人としての幅が広げられないと考え、会社側に異動を申し出て他部署に移って他の仕事を経験し、その後いろんな業界のいろんな企業を渡り歩いて実務力を磨いてきました。
今思うと、私の中ではいい経験をしてきたような気がします。
ここ数年のことでいえば、飲食業界で3社経験しましたが、同じ仕事でも環境が違えばやり方が違うことがわかり、状況に応じた実務ができる実務力を身につけることの重要性を改めて感じているところです。
仕事人として成長するには、実務力以外に論理的思考も身につけたほうがいいのでしょうが、私はどちらかといえば、まずはしっかり実務力を身につけるのを優先したほうがいいと考えています。
組織で出世していけばいくほど論理的思考が重要であることは間違いありませんが、それでも、一個人としてみた場合は、自分が組織を離れた時のことも考えればやはり実務力を身につけているとそれに助けられる場面が多々あるでしょう。

部下を持った経験のある人ならわかるかもしれませんが、自分があまり関わっていない実務を担当している人が急に休んだり、辞めてしまったりすると困ることってありますよね。
ただ、自分がその実務を知っていて実際にやれる自信があれば多少時間をとられるぐらいであまり困らないものです。
私が現在働いている飲食店は、現在のオーナーが一代で築いたお店ですが、オーナーは当然全部の業務に精通しているものの、スタッフ全員にもすべての業務を一通り経験させるやり方をしています。
こうすることで誰が休んでも誰が辞めても他の人が対応できるようにしているのです。
とても賢明な経営のやり方だなと感心しています。
実務力を身につけている人が多いとそれだけ仕事は回しやすいんですよね。
あなたが現在身につけている実務力は状況に応じて力を発揮できますか?

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yoron at 06:59│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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