2017年01月06日

そこそこの人生、ほどほどの生き方がいいなら、安定的な勤め先の勤め人も悪くない

書店に行くと、これからは大企業も安全ではないとか、激動の時代を生き残れる思考を身につけようとか、不安というか挑戦心を煽るような本がたくさん並んでいます。
自己啓発本も相変わらずたくさん出ています。
たしかに、経済の成長が右肩上がりでパイが大きくなり続けた時代に比べたら、今は、今後は仕事人にとって厳しい環境であることは間違いないでしょうし、一方で世の中の風潮や人々の意識の変化でいろんな働き方が可能になっています。
自分を取り巻く環境をどう感じ、どんな働き方をするかは一人ひとりが自分の頭で考えればいいのではないでしょうか。

これは私自身のこれまでの仕事人人生を振り返りながら思うのですが、そこそこの人生、ほどほどの生き方がいいなら、安定的な勤め先の勤め人も悪くないと思います。
私は新入社員の頃から自己啓発本やビジネス書をよく読む人間だったので、それらの影響をかなり受けました。
ある人材会社の経営者が書いた本に、長い勤め人人生においては年を取るにつれ働く環境が厳しくなるので、大企業勤めの人も中小企業やベンチャー企業に飛び込んで自分を鍛えるぐらいのことをやったほうがよいといったような内容のことが書かれていた下りがあってみょうに納得し、私の仕事人人生は何となくその方向に進んできたのかなと。


たしかに、いろんな環境に身を置くと勉強になります。
ただ、何かに挑戦するためにしろ、ある程度安定している環境から離れると収入、生活面などで不安定になるリスクもあります。
私も経験していますが、年収が数百万円単位で減ったり、現在であれば毎月の給料で生活費がまかなえないという状況もあります。
こういう状況に耐えるには、それなりの精神力がないと難しいでしょう。
自分の頭で考え抜いた自分の意思で選択しないで、他人の言葉や他人の書いた本に影響を受け安易な選択をすると後悔しかねません。

どん底の人生から努力して成功した人の人物伝を読んで感銘を受け、「よし、自分も新しいことに挑戦して成功してやろう」と意気込み、安定的な勤め先を退職して名も知れぬベンチャー企業に飛び込んでみたものの、現実は厳しく、そもそも自分にはそういう生き方は合わないということに気付いたということだってありえます。
私は今の生き方や仕事をそれなりに気に入っていますが、それは私が独身で自分の身の振り方を全部一人で決めることができ、親の面倒をみる必要がない、といった環境があるからできている面もあるのです。
もし、私が若いうちに結婚し子供でもいたら今とはまったく違った人生を歩んでいたかもしれません。

自分の将来、将来やりたいことを考える時は、まずは自分という人間を冷静に自己分析してみることです。
常に何かに挑戦し行動しまくるタイプなのか、またそういうことが根っから好きなタイプなのか、それとも、突出した生き方が苦手で常に周囲や世間の視線を気にしたり、周囲や世間の価値観に合わせようとするタイプなのか、周囲や世間の視線は気にならず自分の世界に浸っていたいタイプなのか、、、
高い目標を掲げなければ、それほど無理をする必要はありません。
安定的な勤め先の勤め人をしながら好きなことをちょっとずつやればいいのです。
仮に仕事人人生の終盤で運悪くリストラに遭ったとしても、安定的な勤め先に長く勤めていたという実績は多くの恩恵を与えてくれます。

私が身近で接した人たちの動向でいえば、例えば、学生時代の友人・知人で結婚し子供がいるような人たちは、卒業後安定的な勤め先に就職してずっと今日まできている人がけっこういます。
年齢とともに収入が増えるような環境であれば家庭生活にはいいでしょう。
そういう人もマンネリした人生を感じていれば、時にはそれまでの仕事人人生をリセットしてやりたいことに挑戦してみたいと考えることもあるでしょうが、本当にそれを実行しようとしたらリスクが伴います。
私はね、そこそこの人生、ほどほどの生き方というのがあっていいと思うし、そういう人生の選択は実は社会の安定のためにはいいと思っているんです。
だから、繰り返しになりますが、そこそこの人生、ほどほどの生き方がいいなら、安定的な勤め先の勤め人も悪くないと思うわけです。

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yoron at 10:01│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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