生産性向上のためには、大きな組織も小さな組織も同じ考え方・同じことをする「経験したらよくわかった!」ということがよくあるものだ

2016年12月12日

プロとアマの垣根がだんだん低くなってきている今、うかうかしていたら仕事を奪われる

どこかの会社、組織に所属して仕事を与えてもらっていたら、それで仕事をしている気になっている人は多いでしょう。
それも仕事といえば仕事なので間違いではないかもしれません。
しかし、既に多くの人が気付いているかもしれませんが、今の世の中を見ていると、技術の進歩や情報流通が多いこともあってプロとアマの垣根がどんどん低くなってきています。
例えば、かつては、もの書きを仕事としていた人は本を書いたり、メディアの記事を書いたりしてその人の力を世間に認めさせることができていました。
デザイナーは独特のセンスで何かしらを描いて評価されてきました。
経理担当は簿記の知識を駆使し、数字に対する強さで周囲からの信頼を勝ち得てきました。

今はどうでしょうか。
私のようにもの書きとしてはレベルの低い人でもネットを活用して自分の書きたいことを書き、それなりの読者がついています。
私なんかよりうまい人は世の中にはたくさんいて、彼らはもの書きを職業とはしていないもののたくさんの読者がいたりします。
デザイナーについても、PCを個人で所有する人が増えた結果、便利なアプリが増えた結果、プロ顔負けのデザインをする人も増えてきました。
企業の経理の現場では、PCに入った経理ソフトで業務を行うことが増えたので、ちょっとした経理知識があってPC操作さえできれば仕事が回せるようになっています。


もっと大きなことを言えば、以前からありますが、例えば、かつてのメーカーが付加価値の高いアイデアと設計だけに事業を特化し、製造は他社に委託するという戦略もあります。
そうなると、工場部門で働いていた人はその工場がどこかに買収されて雇用が守られない限り仕事を失ってしまうことになります。
その時に、自分なりにプロとして売れるもの(ノウハウ・スキル)を持っていないと再就職は容易ではありません。
長年会社の看板だけで、会社から与えられた仕事だけをしてきた人は、会社の方向が大きく変わったりすると厳しい局面に立たされることになります。

社外には、自分と同じことをさせたらずっとレベルが上の人がいると想像したら怖くありませんか?、しかもその人がアマだとしたら。
自分とその人の違いは何か、自分はいちおうプロとしてその仕事を通して収入を得ている、社外の人はアマなので無収入、自分の力は対外競争力はないが会社(組織)によって守られている、社外の人は自力だけで評価を勝ち得ている、自分はいちいち誰かの承認を得ないと動けずフットワークが悪いが、社外の人はすべてを自分で考え自由に動き回りフットワークがいい、、、そういう状況を想像すれば、うかうかしていたら仕事を奪われると思うのではないでしょうか。
今はもうそんな時代なんです。
あなたは、今の仕事を通して、あるいは他に身につけているものでプロを自認して売れるものは何かありますか?

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