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2016年11月16日

少数精鋭とは、、、人は追い込まれた時に力がつく

少数精鋭という言葉がありますが、一般的には、人数は少ないがすぐれた者だけをそろえることを意味します。
これ以外の解釈のし方を知らなかった時は、「我が社は少数精鋭主義だ」と言われると、できる人だけが集まっているから少人数でも回せるんだろなと思っていました。
しかし、ある時読んだ本にこんなことが書かれていて目から鱗状態になったことがあります。
少数精鋭のチームというのは、もともとできる人だけが集まっているのではなく、少数だったがゆえに一人一人が磨かれて精鋭になり結果として少数精鋭のチームになるのだと。
本来の意味ではないのかもしれませんが、腑に落ちる話でした。

私の仕事人人生を振り返ってみると、そのことがよくわかります。
例えば、ある職場にものすごくできる人がいてあるチームはその人のおかげで多くの仕事が回っているとしましょう。
そんなチームで、ある時その人が人事異動で他部署へ移り、残ったメンバーでその人が抜けた穴を埋めざるをえなくなったとします。
そうなるとどうなるかといえば、当然ながら、メンバーは追い込まれた状態になるわけですが、やるしかないので必死になります。
そして、何とかかんとかやっているうちにどうにかやれる状態になっていきます。
本人たちは気付いているかどうかわかりませんが、個々の仕事人はそういう状況の中で実は確実に成長していっているのです。
そうです、人は追い込まれた時に力がつくんです。


追い込まれると、人は不安になり、辛くもありますが、普段以上の努力をしてそれが力になるということですね。
経営資源が豊富な大企業から中小企業や創業したてのベンチャー企業に転職した時、大企業に比べナイナイづくしの環境に啞然とし当初はとまどいましたが、嘆いても愚痴っても何も始まらない何も変わらないことがわかり、自ら動いていろんなことをやっていたら、大企業時代よりもたくさんのことを学べました。
かつて、ある中小の経営コンサルティング会社の社長がこんなことを言っていたのが記憶に残っています。
その人は独立する前は大手の有名な外資系経営コンサルティング会社でコンサルタントをしていたようなのですが、勤め人時代はいろんな企業に経営戦略を教える、ある意味かっこいい仕事をしていたのだとか。
ところが、自分で起業してみたら、鉛筆一本買う経費に気を遣い、その経理処理がわからず困る、そんな日常の連続だったそうで、その時に初めて企業経営の何たるかを本当の意味で理解できたそうです。
まぁ、そんなもんですね。
わかったふうなことを言っていても、実際は何もわかっていない、だからやらせてみたらできない、ってなことはよくありがちですね。
何にしろ、仕事人が成長する過程では、私自身の経験も踏まえて思うのは、追い込まれてみることが大事ですね。

仕事とは関係ありませんが、現在私は金銭的に余裕のない生活をしています。
他人には「私は貧乏です」とよく言っています(笑)。
お金に余裕があった時は飲み歩きなどして散財し、買いたい物も気軽に買っていました。
しかし、本当にお金に困ってくると出費を極力抑える必要に迫られるので、それまでの生活パターンと訣別しなければなりません。
私は最近ほとんどお酒を飲んでいませんが、よくいろんな人から「お酒飲まなくても平気なんですか?」と言われることがあります。
率直に本音で返すなら、「冗談じゃない、飲むお金なんてないよ!」ってことでしょうか。
飲み代は言うに及ばず、生活を持続させるため、削れる費用はどんどん削っています。
引っ越して家賃を下げ、生保を解約し、通信代は安いプランに変更し、極力付き合い飲みはお断りし、食材は安いお店で調達するようにし、ほとんど自炊で、、、というふうにしています。
追い込まれたことでいろんな知恵がついたような気もします。
こういうのは、仕事も私生活も同じですね。

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