他人を見る時は、人の魅力はそれぞれ、人は変わるもの、と念頭に置くべし仕事は奪い取るものと思うぐらいの感覚がちょうどいい

2016年11月01日

自分の仕事を会社任せにせず、自分が目指す方向を決め、目標を持ちながら仕事しよう

雇われ人として仕事をしていると、自分で目指す方向を持っていなくても、あえて目標を立てなくても仕事はふられてきます。
なぜならば、雇う側は従業員に給料等コストをかけているため、雇用し続けている間は遊ばせないで、その人の能力に応じた仕事を与えながら働かせたいからです。
そういう状況のもとで仕事をしていると、いろいろな仕事を経験できる機会はありますが、それは必ずしも、仕事人としてその人が目指す方向に役立つ仕事ではないかもしれません。
へたをすりゃ、ただやみくもに働き、何となくいろいろやった感があって終わりかもしれないのです。
とりあえず生活費(お金)だけ稼げればいいやということならそれでも問題ないのでしょうが、ただ、年とった時にその人の経験やノウハウ・スキルを買って雇ってくれるところがなくなったら、きっとその人は困ってしまうはずです。
そうなってしまった時に、「あー、私のこれまでの経験は何の役にも立たないんだ」と嘆いてみてもそれは後の祭りというものです。

そうならないためにはどうしたほうがいいかといえば、「自分の仕事を会社任せにせず、自分が目指す方向を決め、目標を持ちながら仕事をする」ことです。
例えば、将来に向け、自分はこういうことができる(こういうノウハウ・スキルを売りにできる)エンジニアを目指したいという方向を決め、それに近づいていきやすい道を選びながら、いつ頃までにどんなことができるようになるか具体的な目標を決めて仕事をするのです。
時には会社側がやらせたいことに反する状況に直面するかもしれませんが、その時は勇気を持って自分の意思を貫くのです。
ここで一旦自分を曲げて会社側の意向に従ってしまったら、途中で自分の目指している方向に軌道修正ができなければ後は会社任せになってしまう危険があります。
雇われ人の立場で、会社の意向に反して自分の意思を貫くのはなかなか難しいものです。
上司から、「おい、XX君、これをやっといてくれ」と仕事をふられ続けたら、従順に従うしかないかもしれません。


こんな偉そうことを言っている私ですが、自分が目指す方向を決め、目標を持ちながら仕事をすることの重要性に気付き、それを実践しているのはここ数年のことです。
私は50歳目前で思いっきりキャリア転換をはかりました。
要するに、50からの手習いで新しい仕事を始めたのです。
50代からの挑戦なので、まず残り人生の短さを意識しました。
そうすると、当然のことながら、いかに短期間でより多くのことを身につけ、そして独り立ちできるかを考えます。
それを実現するため、自分が目指す方向を明確に決め、常に目標と期限を設け、それを着実に達成していくやり方をしています。
例えば、未経験の仕事なので、基本の基本を身につけるためにはこんな環境で仕事をすると決めて会社選びをし、その次に基本を身につけるためにはこんな環境が望ましいと思って次の会社に移り、基本が身についたと思ったところで応用術を身につけるため次の会社に移る、こんな感じです。

最初に入社した会社からは、辞める時に慰留されましたが、自分の目指す方向・目標を明確に描いていたため自分の意思を貫きました。
二社目でも多少慰留はありましたがここも同様の決断・行動をとりました。
今は三社目で応用術の習得に重きを置いていますが、まさにそれができそうな環境にあります。
自分で言うのも何ですが、今時点においては自分の中ではわりと理想通りの展開になっているかなと思っています。
いつだったか、60代の勤め人のお客さんから、「50代で未経験の仕事に挑戦するなんて勇気ある決断だね。多くの人はリスクが大きいからめったにそんなことはしないものだ。でも、私の仲間たちを見ていると、会社を辞めた後、雇ってもらえるところを探してもなかなか見つからず苦労している人が多い。そういう状況を見ていると、あなたの決断・行動は正しいかもしれないな」と言われました。
正しい選択だったかどうかはわかりませんが、ただ、自分がもし40代までの延長で50代も過ごしていたら、このお客さんの仲間たちと同じ運命をたどっていたかもしれないと思うと、自分なりのより良い選択だったかなとは思います。
繰り返しになりますが、「自分の仕事を会社任せにせず、自分が目指す方向を決め、目標を持ちながら仕事をする」ことは本当に大事なんですよね、後で後悔しないためにも。

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