贅沢なる貧乏生活?食を学ぶのは自分のため、人のため、そして、食の世界は奥が深く面白い!

2016年09月10日

人は怒った時に本性を現すものだ

ふだんはニコニコと笑顔で愛想よく接してくれていたのに、何かの出来事で人が変わったように怒りまくるのを見てビックリし、以来その人に対する見方が変わったというような経験をしたことはありませんか?
驚く側は相手が突然人格が変わったような印象を受けるので驚くわけですが、でも、人は怒った時に本性を現すものであり、考え方によっては相手はもともとそういう性格の人だったともいえるのです。
例えばこんなケースを考えてみましょう。
酒を飲んで楽しんでいる時はいつも面白く優しい人と、ある時それ(酒飲み)以外の用事で二人で待合せした際、こちらが都合で10分ほど待合せ時間に遅れてしまったとしましょう。
そんな時、相手がどんな反応をするかはその人の性格を見る上で案外大事なポイントです。
いろんな反応が考えらます。
例えば、
こちらが遅れたことをお詫びしたのに対し(遅刻したこちらに非があるのは当然として)、
「こっちも今来たばかりだから」と(本当かどうかわからないが)優しくフォローしてくれた。
「まったくしょうがねーなー」と冗談っぽく言われた。
「遅れるなら事前に連絡入れろよな!」とマジ顔で怒られた。
その時は特に何も言わなかったのに、後で何かの時に言われた。

他にこんなケースを考えてみましょう。
ふだんは優しく部下思いのように見えた上司が、部下がお客さんに大失態をしでかしてしまった際、かんかんに怒って「お前がやらかしたことだ。お前がすべて責任をとってお客さんに謝れ。私の出番がないようにお前が何とかしろ」と言ったらどうでしょうか。
部下は自分が悪いのはわかっていても、こういう時こそ上司にフォローしてほしいのにと思い、落胆し、以来その上司を信頼しなくなるでしょう。
せっかくそれまでいい関係だったのに残念と思えなくもありませんが、部下にとってはむしろそれはいい機会になったのではないかと思います。
なぜなら、相手(上司)の本性がわかったことで、以後の仕事のやり方もわかるからです。
こういう人が上司では、今後より大きな大事な仕事に関わった時に上司のフォローが期待できないことも十分考えられるので、誰と組むかを真剣に考えるはずです。
私自身の経験でも、直属の上司があてにできないので、よその部署の責任者のフォローをもらいながら仕事をしたことがあります。

自分で言うのも何ですが、私はめったに怒らない人間です。
他人からもよくそう言われます、「あなたって怒らない人だね、怒ったところを見たことない」と。
前職の飲食店時代、一回り以上も年の差のある上司から毎日のごとく殴られ続けても、「殴られた原因は私にあります」などと殊勝なことを言い、周りの同僚たちから陰で「よくあんなことされてお前は怒らないね」と半ば驚かれたものです。
業界柄、仕事柄上の人から殴るなどの鉄拳制裁があることは覚悟して就いた仕事でしたが、その上司は殴るためにわざと言いがかりをつけているような節もあり、周囲の人はそういう場面を見ていたので、「私だったら絶対相手を許さないね」と言っていたものです。
そんな私ですが、時々、友人・知人からはこんなことを言われました。
「お前が怒ったら(切れたら)怖そうだな」と。
実は私自身もそう思います。
怒る姿を他人に見せない人は、喜怒哀楽の情を表情や態度に出さないように演じている部分もあり、そこには利害打算の思惑が隠されていたりするものです。
だから、演じきれないぐらい怒りレベルが飽和点に達し爆発したら、それこそ自分で何が起きるのか予想もできないし、それはまた他人も同様に感じるのです。
一方で、冒頭でも言いましたが、怒った時こそ演技ではない本性が現れるので、その人の本当の人物像が見えるかもしれません。
あなたは、これまで誰かに対して怒って相手から驚かれたことはありますか?

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