ストレスは溜め込み過ぎると心の病気を患いかねないので適宜発散しよう自分の未来は、今考えていること、思い描いていることの延長にある

2016年08月06日

わかっていてもあえて口を出さないというやり方が効果的な場合もある

自分が経験豊富で精通している事柄(分野)だったりすると、その事柄(分野)にあまり詳しくない人がやっているのを見てついつい口出しをしたくなるものです。
仕事の現場では、自分の仕事に影響があることに対しては、関係者がもたもたしている際など、自分が慣れている仕事だと自分がやったほうが早いと思った時は他人に任せず(他人から仕事を取り上げて)自分でやっちゃうことがよくあります。
上司が部下に任せてある仕事に微 に入り細に入り口出ししたり、仕事を部下から取り上げて自分でやっちゃったり、本来部下に任せるべき仕事を自分がやっている場合などはその最たる例かもしれませんね。

前職は割烹料理店の板前見習いでしたが、見習い料理人は別名小僧とも言われ、料理人としては半人前でもなくそれ以前のレベルなので、与えられた仕事を満足にこなせず現場ではよくもたついて怒られています。
そんな感じなので、上司や先輩たちは小僧のやることなすことすべてにイライラするもののようです。
でも、料理人というのは誰でもまずはそのレベルからスタートするんですよね。
それはさておき、お客さんがあまり入らず暇な時は上司や先輩たちも小僧に対して手取り足取り教えてくれたりしますが、猫の手も借りたいほど多忙の時は、小僧に与えた仕事がうまく回らないと判断した時は、自分たちで小僧の仕事をやっちゃうことがよくあります。
小僧は仕事がないとノウハウも得られないしスキルも磨けないないので、そういう時は上司や先輩たちの動きを見て学ぶわけです。


ただ、学校で勉強したり、本を読んで知識を得たり、セミナーなどでいろんな情報を得ても、実践的なノウハウやスキルは身につかないのと同様、仕事で役立つノウハウやスキルは見ているだけでなく実際に自分でやらないと身につきません。
だから、前職の例でいえば、料理作りに関する多くのことを任せてもらって実際やらせてもらったほうが、結果がいま一つでも自分自身は伸びていけるのです。
もちろん、商売だからお店は出来の悪い料理をお客さんに出すわけにはいかず、だから、出来のいい料理を出すやり方を選択するわけですけどね。
そこは、人を育てる上で育てる側が悩むところでしょうね。

かつて勤めた会社で広報担当者だった頃、メディアの社長インタビューを受けたことがあり、社長に同席したことがあります。
記者から、「社長として一番ご苦労されることは何ですか?」と質問を受けた時、社長はこう答えました。
「部下の仕事に口を出さないことが一番苦労するね。何せよくわかっているだけについ口を出したくなるんだけど、それやると部下が育たないし、難しいところだよ」と。
こういうのは、社長という経営トップだけでなく、部下を持った人や人を育てる役割を担った人は誰でも感じるところではないでしょうか。
経験したことがある人なら実感しているでしょうが、自分がやったほうが早い、わかっていることなので失敗させないために口出しをしたい、でもそれをやってしまうと相手が育たない、だから、そこはぐっとこらえて相手に任せてみる、、、そういうことを積み重ねていった結果、相手は確実に成長した、なんてことはあります。
わかっていてもあえて口を出さないというやり方が効果的な場合もあるんですよね。

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