2013年08月13日

動く前に、世の中の動き、周囲の動き、相手の動き、環境を見極めよう

平和ボケ”という言葉があります。
ずっと続いた平和な状況に慣れてしまって危機感をなくしてしまうこと、その結果、その状況が今後もずっと続くと錯覚してしまうことです。
平和を希求すること自体は間違っていないし素晴らしいことですが、何もしないほうが平和になれるというものではないし、むしろ多くの人が努力して力を合わせるから平和な状況がつくり出せることも事実です。
家族は仲良く幸せに暮らしたいとお互いに望むものでしょうが、成長していく過程でお互いの間にいろんな葛藤が生じたり、不幸な事件や事故が発生することもあり、それぞれが思い描く理想の家族の関係をつくるのは難しいものです。
社会を形成する最小単位の家族でさえそうなのですから、ましてや、企業などの組織や国家といった大きな単位になると理想的なかたちをつくり維持するのは大変難しいものです。

多くの仕事人は既に気付いているでしょうが、今の時代、一旦身を置いた環境がそのままずっと変わらずに維持されるということはなく、逆にあっという間に変わってしまうこともしばしばあります。
その時に将来有望と見なされていた企業に就職しても、その後環境の変化で急激な業績悪化に見舞われ、他社に買収されてしまったり、最悪倒産してしまうなんてこともありうるのです。
私が過去に勤めた会社の中には、急成長して業界大手の一角をしめるまでいったのに、その後事業がうまくいかなくなり競合他社に吸収されてしまった会社もありました。
勤め人は平和ボケしたら生き残れない時代です。


巷では憲法改正論議が盛んですが、私は環境変化に伴う憲法改正には積極賛成派です。
護憲派と呼ばれる人たちの中には、今の憲法は平和憲法だから絶対変えてはいけないというような硬直的な考え方をお持ちの人もいるようですが、私からするとこれはまさに平和ボケかと思います。
単純に考えても、戦後に連合国側からあれこれ修正を入れられながら作った憲法は自国民が主体的に合意した憲法とは言い難く、それに、半世紀以上も経てば時代にそぐわない内容だってあるはずなのです。
今の憲法で日本の平和が維持できてきたという考え方を持っている人もいるようですが、多少そういう面があることは認めつつも、私は日本の平和が維持できたのは日本を取り巻く大国のバランスオブパワーのおかげだと思っています。
戦後の廃墟からいち早く復興できたのは、当時の米ソ冷戦構図の中で、それまで敵国だった米国が日本の戦略的位置づけを重要視して米国の単独占領にし、その後共産勢力の防波堤にするためにあらゆる面で日本の復興を後押ししてきたからです。

日米同盟があるからこそ日本を取り巻く環境がある程度平和に保たれていることは間違いありません。
もし、今、米国が日米同盟をやめてすべての米軍を日本から徹底させたらどうなるでしょうか。
おそらく、中国は軍事力にものをいわせ日本にどんどん圧力をかけてくるでしょう。
中国を後ろ盾に北朝鮮だって今以上の無茶をやりかねません。
そうなったら、韓国や東南アジアの国々は口だけで平和とか外交の重要性を叫び何もできない日本を見限り、中国と直接交渉し自国の権益をいかに確保するかに重点を置くようになるでしょう。
中国だって近代国家なんだから話せばわかる、外交交渉はできるという考え方を持っている人もいるかもしれませんが、民主主義が確立されていない、国を批判しただけで逮捕されてしまう共産党一党独裁の国を信頼するなどということはとても危険なことです。
日中の経済連携を考えれば中国は日本に無茶な要求はしないだろうとか、案外中国人はいい人が多いといった考え方を持っている人もいるかもしれませんが、政治的独裁強権国家は経済を二の次にすることも可能だし、人々を踏み潰すことだってできるのです。

国レベルの話しをしましたが、こういう考え方は、個人が動く時も同じです。
つまり、大事なことは、動く前に、世の中の動き、周囲の動き、相手の動き、環境をしっかり見極めることです。
そして、自分が実際に動いた時の影響、効果、損得、対策等を予めできるだけシミュレーションしておく必要があります。
私は現在無職で自由な時間がたっぷりありますが、もっとも多く時間を、世の中の動き、周囲の動き、環境の変化を見極めることに使っています。
見据えているのは10年後、20年後の自分の姿です。
「将来こういう自分になっていたい」という思いがあるので、今はその準備の最中といったところでしょうか。
あなたは今、どんなことを考えながら動いていますか?

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yoron at 14:53│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 世の中を斬る! 

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