仕事人経験を踏まえての学校での勉強は意識も覚悟も違う成果を出したければ、会社や上司の言うことは聞くな

2013年02月02日

もう若くはない、でもやりたいことはある。50歳に向かう中年男性のつぶやき

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私は現在48歳。
6月の誕生日を迎えると49歳になります。
49歳になれば、50歳へのカウントダウンが始まります。
同じ40代でも40代前半と後半での思いは違います。
これはあくまでも私自身についてですが、一つの事例として紹介します。
私は40歳を過ぎたあたりでIT系の会社に転職し、1年足らずでその会社を辞めた後、社員20数名の中小企業に転職しました。
そして、その会社には5年間勤め、40代半ばを過ぎた頃に辞めました。

40代に突入した頃からの思いの変遷をたどってみると、40代に入り半ば頃までは「まだまだ仕事人として頑張れる気力・体力はあるし、それなりの成果は出してみせる!」と意気込んでおりました。
前職時代は若いもんには負けないぜとばかりに夜遅くまで働き、忙しい時は休日出勤もよくやっていました。
そんな時代、50歳の方が中途で入社してきました。
世代が近いこともあってその同僚とはすぐ親しくなり、仕事帰りに時々一緒に飲みに行っていました。
その方は、私とは違い、自分に与えられた仕事が終わればさっさと帰るタイプでした。
たしか3年ぐらいはお勤めになったかと記憶していますが、当時、「多くの社員が遅くまで残業して頑張っているんだから、周囲に溶け込むためにももう少し頑張ったほうがいいのになぁ」と思ったものです。
しかし、その方の行動は変わらず辞めるまでマイペースを貫きました。


今、私はその方の年齢に近づきつつあります。
そうなると、不思議なものでこの方の当時の行動スタイルが何となくわかるようになってきたのです。
今の私の思いとこの方の当時の思いがまったく同じとは思いませんが、今の私はこんなことを思っています。
仕事をすることは好きだし、仕事をすることで収入を得て生活しているわけだから、自分の仕事に対しては真剣に向き合い成果を出す、他人から役立たずとは言われたくないという思い。
一方で、残りの人生を考えると、心から楽しいとか面白いとか感じられるようなことを自分の仕事にしたい、自分のペースを大事にしながら他人に振り回されない生き方をしたいという思い。
こういった思いが自分の中で交錯しています。

自分の仕事人人生を振り返ってみると、そういえば、若い頃、周囲にいた50代、定年間際の同僚社員たちは私が今思っているようなことを当時思っていたのかなぁと。
50歳を過ぎた頃、会社から活躍を期待されていたにも関わらず突然職を辞して海外へ移住していった元同僚。
定年前に早期退職し、日頃からコツコツ溜めたお金で買った北海道の家に移り住んだ元同僚。
同じく定年前に早期退職し、以前より関心を持っていたヨーロッパの文化に触れてみたいとヨーロッパへ旅立った元同僚。
自分の趣味を生かした商売で生計を立て安らかな老後を送りたいと自分のお店を開いた元同僚。
人は自分の年齢を意識し始めると、思考や行動にだんだん変化が出てくるのかもしれません。

仕事人は40代以降は自分の思いが強くなります。
勤め人として表面的には会社の意向に沿った振る舞いをしながら、本音では自分の思いのほうを大事にしたいと思っています。
中高年世代の転職が難しいのは、実はその思いの強さも影響しているのです。
つまり、思いの強い人ほど、受け入れ側にしてみれば扱いずらい人になり、組織にとって何らかの悪影響を及ぼすのではないかと恐れられてしまうわけです。
転職という場面では不利に働く年齢ですが、私はね、長年の経験を経て自分の中に蓄積された思いは大事にしたほうがいいと思うんです。
その思いこそが、その人のその人たる所以、その人の個性だと思うからです。
私はまだ50歳前ですが、おそらく、50代の方々は残りの人生、生き方をそうとう意識しているはずです。
勤め人であれば定年というデッドラインがありますので、さらに定年後の自分を意識することでしょう。

今朝は、来年いよいよ50歳の大台を迎える男の思いをつぶやいてみました。
えっ、年齢なんて関係ない?!
そう思えるあなたは立派です、その思いを貫き通せば心豊かな人生を送れるでしょう。
残念ながら私はついつい意識してしまいます、自分の年齢を。
50代を10年生きたら次は60代の10年、その次は70代の10年、、、
気力・体力、健康、財力、日々の生活、いろんなことが思い浮かんできます。
さて、とりとめもなくつぶやいたところで、今日も1日楽しんでいきます!
皆さんも良い週末をお過ごし下さい。

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この記事へのコメント

1. Posted by Sami   2013年02月03日 11:33
年齢を意識すると思考や行動が変化するかもしれないー実感します。若い頃は50代の上司の事なかれ主義にイライラしたこともありましたが、今から思うと置かれた立場や年齢から守りに入ってたんだろうなあと思えます。
仕事に対する意識が変わった自分たちを若い世代がどう思うか、人の目は気になります。年齢に沿ったものごとへの取り組み方があるので、それは仕方ないと思って自分の芯がぶれないことが大切だとヨロンさんの記事から改めて認識させられました。
2. Posted by ヨロン/竹内富雄   2013年02月03日 15:58
>Samiさん

人は年齢ごとに相応しいステージがあるんだと思います。
お互い、焦らず、どうすれば今後の人生を楽しめるか、そんなことを考えながらマイペースでいきましょうね。
3. Posted by ponyocchi   2013年07月23日 11:36
5 ほんとその通りだと思います。
自分は今年で50になりますが、あなたと同じようなことを考えることがよくあります。
今の仕事はかれこれ20年以上続けています。
ひととおりの経験はしてきた気がするし、自分の限界もわかってきた。

一方で、全くちがう仕事もしてみたい。
けど、目先の収入がとだえると、家族に迷惑をかけそうで、
なんとなく今までの延長線上を生きている。

お世話になってきた人たちとの関係や、
家族たちとの関係はもちろん大切だけれど、
本当は自分の中に眠っている別の「若さ」を活かしたい。

一生勉強だよね、って先日お会いした年配の方に言われましたが、
本当にそうだとすれば、
つねに、「自分を変えたい」と思う気持ちは持ち続けていいと思う。

人生の終わりの瞬間はいつくるかわからない。
明日かもしれないし、50年後かもしれない。
その瞬間まで、成長し続ける可能性はあると思う。
道を選び直すことも、成長のひとつの発現ではないでしょうか。
4. Posted by ヨロン/竹内富雄   2013年07月24日 00:02
>ponyocchiさん

コメントを頂きありがとうございます。

一足先に50歳を迎えられるんですね。
おそらく、この年齢というのは勤め人にとって限界を自覚できる年齢でしょうから、多くの人が現在の勤務先の次の展開を考えるんでしょうね。

私は次の道へ進む準備をするため、今年の4月に勤務先を辞めて充電中です。
お互い頑張りましょう!

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