錯綜する情報、自分の判断力だけが頼りだ苦しい時ほど元気の出る話が聞きたい!

2011年03月15日

「ようだ」、「らしい」、憶測情報に基づく判断は危険だ

仕事人の世界では、“三現主義”が大事だということがよく言われます。
この用語を聞いた人も多いのではないでしょうか。
つまり、“現場”、“現物”、“現実”をきちんと確かめた上で物事を判断し仕事をしなさいということです。
逆に言うと、勝手な想像や憶測、曖昧な情報に基づく判断で仕事をしてはいけないということです。
過去勤めた会社の中では、2社目の時に上司になった人がこのことを部下に強く言っていました。
その上司の口グセが、「“ようだ”、“らしい”という言葉を使うな」でした。

今回の東北関東大震災(M9.0)に関して飛び交う情報の中には、この類の憶測情報や伝聞情報が多数見受けられます。
昨日の記事でも、錯綜する情報を自分の判断力で取捨選択することが重要だと述べましたが、役に立つ情報なのかそうでないかを峻別するためにはこのあたり、つまり事実関係の信頼度をベースに判断するといいかもしれません。
中には判断が難しいものもあるでしょうが、情報というのはそもそも判断が難しいものでもあるのでその点はいたしかたないでしょう。
自分が利用する交通機関について、周囲で「電車が止まっているらしいね」との情報を得たら、本当に止まっているのかどうか自分できちんと調べることです。
もしかしたら、自分が利用する区間は運行している可能性だってあるわけですから。

混乱した状況になると、憶測情報は勝手に飛び交います。
中には尾ひれが付いてどんどん大きな話になっていくこともあります。
「冷静に考えて冷静に行動しよう!」と呼び掛けられても、混乱し、何が正しい情報なのかわからなくなると不安が募りやすくなります。
これは多くの人に共通することでしょう。
しかし、私たちは過去にも同様のことを経験し乗り切ってきた実績があります。
こういう事態の時こそ、三現主義を実践して行動したいものです。

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