2009年07月08日

組織、権力側につくほうが出世、お金は手に入れられる。しかし、

会社人間なんてまっぴらごめんだ、権力者にすりよる生き方なんてしたくない、、、直観的にそう思う人は多いでしょう。
ほどほどの給料をもらって、個人の時間には好きなことをやる”、これこそが仕事人としての理想だ、こう思う人って多いのではないでしょうか。
私もどちらかといえばこちらのタイプかもしれません。

ただ、私はまがりなりにも仕事人人生を20年以上やり、いくつかの会社で働き、何度か部下のいるポジションにもついたのでわかるのですが、組織、会社では、組織側、権力者側につくほうが出世、お金が手に入るのは明らかです。
TVドラマや映画などで我が道を貫き通す人が最後は勝利をつかむストーリーがあったりしますが、あれはたんにそういうストーリーのほうが視聴者、観客の気分をスキッとさせるからやっているだけで現実はなかなかそうはいかないものです。
要するに、視聴者、観客は潜在的にそういう願望を持っているから、TVドラマや映画を観てストレス解消をしたいわけです。

今でこそ仕事とプライベートを使い分けてバランスをとるようにしていますが、かつて、そうですね、20代、30代の前半あたりまでは、キャリアアップを目指し、高い年収を狙っていましたから、仕事を生活の中心にすえ、なるべく権力者に近づき、いろんなことを自分に有利な方向へもっていきたいと思っていました。
遅くまでの残業や休日出勤もいとわず、肩書きの高い人から依頼されたことには覚えをめでたくするために黙々と応えていました。
今にして思えばやりすぎたかなと感じることもありますが、でも、それで多くのいろんな仕事を経験することができたし、少しだけ出世させてもらって年収もアップさせることができたわけです。


会社人間なんてアホらしい、個人の時間を犠牲にしたくない、などと思っているうちは、その考え方を否定するものではありませんが(個人の自由だから)、組織や仕事の本質や奥深さを知ることはできません。
なぜなら、人で成り立っている組織や仕事は、人が人を買うことで物事が進んでいからです。

こういう状況を考えてみて下さい。
あなたが部下を持つ上司だったとして、毎日定時で帰ってしまうので残業をお願いできない部下と残業を頼むと嫌な顔一つせず受けてくれる部下がいたら、どちらを信頼し、どちらに情が移るかということです。
どちらの生き方がいいとか悪いとかではなく、人間感情としては、どうしても後者のタイプのほうが上司に好かれ、評価が高くなると思います。
私は平社員の時は残業が嫌で早く帰りたいと思ったものですが、部下を持った時は、急な残業のお願いにも対応してくれる人には好意を持ったし、情報もより多く流したものです。

出世もお金も本当は二次的なメリットで、仕事人の最大の喜びは、多くの仕事を経験することができいろんなノウハウやスキルを身につけて周囲から、世間から評価されるような仕事をやり遂げることかもしれません。
自分の仕事が評価された結果、出世やお金が後からついてくる、これが仕事人の理想でありましょう。

だからね、私思うんです。
いろんな仕事を経験しいろんなことを身につけるには、組織、権力側について仕事をするのも悪くないのではないかと。
しかし、その場合でも心掛けておいたほうがいいことがあります。
つまり、組織、権力側につくのは、あくまで仕事人として成長するための手段であって目的ではないということです。
組織や権力者に自分の人生そのものを預けてしまうのは危険です。
何事も程度問題というのがありますから、仕事以外の時間も大切にし、常に自分の幸せを意識しながらバランスを保っていくことが大事だと思うのです。


yoron at 06:33│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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