興味を持ったらやってみるべし!(駄菓子体験)品格とか、上質とか、気にし過ぎじゃない?

2007年11月11日

嫌ならさっさと辞めるべし

512436a4.jpg嫌だったらさっさと辞めたほうがいい」と言われても、「そう簡単には辞められないよ」というのが多くの仕事人の事情、本音のはずです。
ただ、理屈で考えると、他の誰の人生でもない自分の人生なんだから、我慢して嫌なことを続けるより好きなことに時間も労力も使ったほうが賢明であることは間違いないでしょう。

私は時々若い人からその人の今後の進路などについて相談を受けることがあります。
相談の中で多いのは、「今の仕事が面白くない。会社の労働環境(待遇面含む)も良くない。嫌になったんで辞めたいと思っているがどう思う?」、みたいなのですかね。
私はかつて人事の仕事を担当していましたが、その時は、退職届を会社に提出した人がいると意識的に機会をつくってその人と飲みに行き、辞めたいと思った理由、今後の進路、その他いろんな四方山話などをするようにしていました。

会社の人事担当という職務上でいえば、辞めたいという社員の情報を聞きつけたら、まずは説得し慰留に務めるのが役目かもしれません。
しかし、私は冒頭のような人生観を持っているので、当人の意思が辞めるという方向へ傾いている場合はまずは肯定することにしています。
ただし、「辞めた時にはこんなリスクがあるよ」、「他の会社へ行ってもいろんな問題はあるよ」といったことを自分の経験に基づいた範囲でアドバイスするようにしています。

マスメディアは若者の早期離職を“七五三”問題などといかにも大きな問題であるかのごとく取り上げています。
つまり、中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割が入社3年以内に最初の就職先を辞めるというのです。
私に言わせりゃ、それの何が問題なの?って思うわけです。
忍耐力がうんぬん言う前に、自分が嫌だと感じていることを嫌々ながら続けることほど人生の限られた時間の浪費というものです。
嫌なことを嫌々続けているからこそ、他人の前で愚痴をこぼしたり、不平不満をぶちまける人間になるのではないでしょうか。
他人の愚痴、不平不満を聞かされるような会話はちっとも楽しくも面白くもないですよね。

私は酒の場などでよく愚痴、不平不満をこぼします。
その度に自己嫌悪に陥り、一緒に飲んでいる相手に申し訳ないと思っています。
なるべくなら、酒は楽しい会話で、楽しく飲みたいもの。
そのためには、日頃から自分のやっていることに意義を見出し、嫌ならやらない、嫌なことを嫌々ながら続けることを強いられる局面に立たされたら辞める、そんなことを心掛けようと思っています。
一人の人間の人生、レコードのように繰り返しはできないのですから。


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