2005年10月17日
２０代、３０代の“とことん”は財産
４０代になって仕事人としての自分を振り返ってみると、２０代、３０代の頃に“とことん”打ち込んだ仕事があったことが大きな財産になっているような気がします。２０代の頃なんて、仕事人としてみれば駆け出し、ぺーぺーにすぎませんから、おそらく多くの人は上司や先輩社員からいろんなことを命令され、それこそ雑用でも何でもやらされた（やらされている）のではないでしょうか。
私もそうでした。
職場で自分が一番下っ端のときは、全員の言うことにいちいち「はい、はい」と言いながら従っていました。
辛い思いをしながら、悔しさを感じながら耐えていた時代です。
２０代、３０代といえば、遊びたい盛りでもあります。
同僚、友人たちが仕事を適当に切り上げて遊びに行くのを横目で見ながら、「いいなぁ、私も遊びに行きたいなぁ」と思いつつ仕事に追いまくられていたことがよくありました。
もちろん、遊びに行こうと思ったら、手抜きをして仕事の質を落としたり、怒られるのを覚悟で納期遅れの仕事のやり方をすることもできたでしょう。
しかし、私の性分なのか、そういうことはなかなかできませんした。
とにかく、やらなければならないことは何としてもやり遂げなくっちゃという思いのほうが勝っていました。
今と比べても、労働時間の長さはやはり２０代、３０代のほうが長いですね。
新卒で最初に入社した会社で働いていた頃は、土日も休みをとらないで何ヶ月も出社していたこともあったし、毎日終電状態、徹夜続きなんてこともありました。
当時はそのこと自体かなり負担に感じていましたが、今となってはいい思い出です。
思い出というか、いい経験をしたと思っています。
そのときの“とことん”何かをやったという経験が仕事人としての自信につながっているからです。
逆に、もし２０代、３０代の頃に“仕事はほどほどに”という感覚で働いていたら、今のような自信は身についていなかったでしょうし、今と比べて仕事人としての力は格段に低くなってしまっていたでしょう。
私は“仕事はほどほどに”という考え方での働き方を否定しているのではありません。
働き方は個人が決めることであり、他の誰かに強いられるものではないからです。
ただ、仕事というのはほどほどにやってうまくいくという甘いものではなく、とことんやってこそいい成果が出るもんだと思っています。
また、基礎力を若い世代に身につけておいてこそ中高年世代で応用がきくようになるのだと思います。
自分自身の経験ばかりでなく、周囲にいる仕事人たちを見ていると、力のある人は皆若い頃に仕事で苦労したり、何かにとことん打ち込んだ経験があるように感じます。
２０代、３０代の頃、私は遊びに行かなかったわけではないのです。
たしかに仕事は忙しかったのですが、若さゆえ体力だけはあったので、睡眠時間を削って遊んでいました。
例えば、深夜１１時に仕事を終えた後、残っていた同僚と連れ立って飲みに行ったりとかね。
そんな時間帯から飲み出すわけですから、お店を出るのは翌日の１時とか２時とかになってしまい、そうすると終電もないってんでタクシーで帰り、３、４時間寝て出社したりとか、そんなことがよくあったような気がします。
そういう点では、仕事で溜まったストレスは適当に発散していたかもしれませんね。
今にして思えば無茶やってたなぁと思いますが、当時の“とことん”体験があってこその今の私なんだろうなぁと、そんなふうに思うわけです。
新卒で最初に入社した会社で働いていた頃は、土日も休みをとらないで何ヶ月も出社していたこともあったし、毎日終電状態、徹夜続きなんてこともありました。
当時はそのこと自体かなり負担に感じていましたが、今となってはいい思い出です。
思い出というか、いい経験をしたと思っています。
そのときの“とことん”何かをやったという経験が仕事人としての自信につながっているからです。
逆に、もし２０代、３０代の頃に“仕事はほどほどに”という感覚で働いていたら、今のような自信は身についていなかったでしょうし、今と比べて仕事人としての力は格段に低くなってしまっていたでしょう。
私は“仕事はほどほどに”という考え方での働き方を否定しているのではありません。
働き方は個人が決めることであり、他の誰かに強いられるものではないからです。
ただ、仕事というのはほどほどにやってうまくいくという甘いものではなく、とことんやってこそいい成果が出るもんだと思っています。
また、基礎力を若い世代に身につけておいてこそ中高年世代で応用がきくようになるのだと思います。
自分自身の経験ばかりでなく、周囲にいる仕事人たちを見ていると、力のある人は皆若い頃に仕事で苦労したり、何かにとことん打ち込んだ経験があるように感じます。
２０代、３０代の頃、私は遊びに行かなかったわけではないのです。
たしかに仕事は忙しかったのですが、若さゆえ体力だけはあったので、睡眠時間を削って遊んでいました。
例えば、深夜１１時に仕事を終えた後、残っていた同僚と連れ立って飲みに行ったりとかね。
そんな時間帯から飲み出すわけですから、お店を出るのは翌日の１時とか２時とかになってしまい、そうすると終電もないってんでタクシーで帰り、３、４時間寝て出社したりとか、そんなことがよくあったような気がします。
そういう点では、仕事で溜まったストレスは適当に発散していたかもしれませんね。
今にして思えば無茶やってたなぁと思いますが、当時の“とことん”体験があってこその今の私なんだろうなぁと、そんなふうに思うわけです。
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by nobu 2005年10月30日 00:33
ヨロンさんはじめまして。
登録はしていたのですが書き込みは今回初めてになります。今後宜しくお願いします。
サイバーエージェント社長の藤田氏も同じ事をいっていましたね。私もどちらかというと同じ意見です。私の会社の上の方（管理職）にも同じ意見の方がいます。彼曰く、仕事への感度を上げるためには経験（これが結果的にとことん労働につながる）がひつようとのこと。
問題を彼の立場、管理職として下に強いること、に視点を置いて考えると法律に引っかかる労働になること。実際に彼はこの件でとばされてしまいました。所属部隊、又は会社の状況によりこのようなことも受け入れないといけないと思いますが、受け入れない人、法律による規制いろいろあります。個人が必要と思えばやる、としかいえないことなんでしょうかね。
つらつらとすいません。ただいま上海におります。あと1月程おります。もし他の方がいればいいのですが、、。
では。
登録はしていたのですが書き込みは今回初めてになります。今後宜しくお願いします。
サイバーエージェント社長の藤田氏も同じ事をいっていましたね。私もどちらかというと同じ意見です。私の会社の上の方（管理職）にも同じ意見の方がいます。彼曰く、仕事への感度を上げるためには経験（これが結果的にとことん労働につながる）がひつようとのこと。
問題を彼の立場、管理職として下に強いること、に視点を置いて考えると法律に引っかかる労働になること。実際に彼はこの件でとばされてしまいました。所属部隊、又は会社の状況によりこのようなことも受け入れないといけないと思いますが、受け入れない人、法律による規制いろいろあります。個人が必要と思えばやる、としかいえないことなんでしょうかね。
つらつらとすいません。ただいま上海におります。あと1月程おります。もし他の方がいればいいのですが、、。
では。
2. Posted by ヨロン／竹内富雄 2005年10月30日 11:53
nobuさん、こんにちは。ヨロンです(^_^)。
おっしゃる通りですね。
とことん働いた経験は必ず血となり肉となるのですが、管理側の立場になると、法律遵守の観点も必要で無理強いはできません。
このあたりはバランス感覚が大事ってことでしょうかね。
おっしゃる通りですね。
とことん働いた経験は必ず血となり肉となるのですが、管理側の立場になると、法律遵守の観点も必要で無理強いはできません。
このあたりはバランス感覚が大事ってことでしょうかね。
