一等賞は嬉しいのだ!ウェットな関係 vs ドライな関係

2004年07月20日

地力がつく仕事術

地力のある仕事人と地力のない仕事人は、見分けがつきます。
どこで見分けるのか?
そのポイントは、「応用力」と「行動力」があるかどうかです。

地力のある仕事人は、例え経験したことがない仕事や出来事が目の前に現れても、状況をしっかり観察し、そのうえで判断を下し対処ができます。
これに対し、地力のない仕事人は、経験のあることならそこそこ対応できるのに、未経験の物事に対しては躊躇、尻込みしてしまい、口先では言えても行動に移すことはできません。


社会人はほとんどが仕事人であるはずなのに、地力がない人が意外と多いのです。
これはなぜか?
最大の理由は、自分で考え、判断・決断し、行動を起こすというサイクルで仕事をするという経験をあまりしていないからだと思うのです。
たぶん、上司に指示され、あるいは誰かに言われるまま受動的に仕事をこなす習性が身についてしまっているのでしょう。

それでは、どうやったら地力がつくのでしょうか?
それは、どんな仕事であれ、関わった仕事は、真剣に取り組むことです。
真剣にというのは、ただたんに忙しそうに働くという意味ではなく、その仕事の目的や意義をきちんと理解し、その仕事を通して得られるノウハウやスキルをしっかり身につけるべく働くということです。

仮に、一見雑用のような仕事を担当することになったとします。
そのとき、「こんな仕事なんかやってられるか!」と不満たらたらで手抜きなんかしようもんなら、その後、そのやり方が習慣になり、その人は成長しないでしょう。
私は、新入社員のとき、先輩社員から、「いいか、自分の仕事の出来栄えについて、“この程度でいいや”と思い込んだら、仕事人としての成長はそこで止まると思え!」と教えられました。
今にして思えば、この先輩の教えは的を射ていたと思います。

お茶汲み、コピーとり、灰皿の片付け、職場の掃除、郵便物の発送・配布、お買い物等、単純で、慣れてくると飽きがきてしまうような仕事ですが、こういう仕事からでさえいろんなことが学べるし、この経験はいろな場面で活きるのです。
だって、どんな仕事にも相手がいて、お客さんがいて、利用者がいるのです。
つまり、その成果次第で顧客満足度が高まったり低くなったりするわけです。

私はいろんな機会を通してたくさんの人と会いますが、その際は、相手に満足してもらうべくあれこれ気を使います。
その言動のベースは、これまで経験したたくさんの雑用で身につけたノウハウやスキルなのです。
また、集団で何かをやろうとすると、役割分担をして担当者を決めていても、必ずどこかで抜け落ちる事柄が出てきます。
そのとき、応用力のある人は、それに気づいた瞬間に対処すべく行動を起こすのです。

仕事を好き嫌いだけで選ぶ人は、おそらく地力は身につけられないと思います。
逆に、嫌いではあっても勉強だと思い直して取り組める人は、地力が身につけられるでしょう。
地力のある仕事人は、仕事の現場を離れても自分で考えて行動できますが、地力のない仕事人は、誰かに言われたり、誰かの助けを借りないと行動ができないのです。

ビジネス社会はますます先行きが見通しにくくなり、不透明感が強くなってきています。
ということは、企業は自助努力で進むべき方向を決定し、困難を乗り越えていかなければなりません。
そうであるならば、今後企業が求める人材というのは明白です。
経験した範囲内でしか動かない、いちいち指示しないと動けない人間ではなく、未経験分野であっても積極果敢に取り組み、主体的に動いていける人間こそが必要なのです。
今からでも遅くありません。地力のつく仕事のやり方をしてみませんか?

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by じんわり   2004年07月20日 10:46
「地力のある仕事人」ですか。うまい表現ですねえ。
これは全く私個人の考えですが、「地力のある人」になるためには、
いかに「やらされ仕事」でなく自分で仕事をするか?だと思っています。
やらされる仕事から得られるものは、労働の対価としてのお給料と
疲労感だけ。
その仕事から自分が何を学び取るか?を考えながらやり続けた人は、
1年後2年後には、大きく成長できると思います。
どうせやるなら、後者を選びたいものです。
2. Posted by ヨロン/竹内富雄   2004年07月20日 12:30
じんわりさん、こんにちわ。ヨロンです(^_^)。

いつもご丁寧にコメントをいただきありがとうございます!
そうですね、自分から学ぶ姿勢を持っている人は成長すると思います。
勤め人やってると、どうしても「やらされ感」って持ちやすいのですが、
やっぱり心掛けで克服していくしかなさそうですね。
3. Posted by けんとく   2004年07月20日 19:09
地力が有るか無いかですかぁ。また一つ勉強になりました。
僕の場合、20代は仕事に関しては好き嫌いを選ばずやってきましたが、
30代に入って、そろそろ、仕事を選びたいなぁと思っていたのですが、
ヨロンさんのエントリを読みまして、「じゃ、僕に地力はあるのか?」と
問うたら、「どうなんだろう?」と自問自答してしまいました。
サラリーマンにとっては意外と深い問題のような気がします。
4. Posted by ヨロン/竹内富雄   2004年07月20日 21:00
けんとくさん、こんにちわ。ヨロンです(^_^)。

実は私も自問自答の連続です。
仕事人として、人間として、基本的なことはできているのか、自分の言ったことや思ったことを
行動に移せているのか、考えるばかりです。
主体的に「選ぶ」という行為はすごく大事だと思うのですが、「私は他のことなんか知らん!」
という傍観者的なスタンスが入り込まないようにしたいもんですね。
5. Posted by postman   2004年07月21日 00:00
こんにちは!社会人9年目(都銀→コンサルティング会社→コンサルティング会社で現在3社目)のpostmanと申します。ヨロンさんのお名前は以前AOLのコミュニティーでお名前を見た覚えがあります(約3〜4年前だと思いますが、人違いならゴメンなさい)。その頃は私もAOLをメインプロバイダとして使っていたので、楽しく拝見させて頂いていました。またBlogの世界でお会いできて嬉しく思っています。
「地頭」とは最近よくコンサルティング業界では言われますが、「地力」とはなかなかいいネーミングですね。気に入りました。今後ともよろしくお願い致します!
6. Posted by ヨロン/竹内富雄   2004年07月21日 07:52
postmanさん、こんにちわ。ヨロンです(^_^)。

たぶん、postmanさんが会った「ヨロン」という人と同一人物だと思います(笑)。
AOLもBlogを始めたのでしばらくAOLでやっていましたが、
最近何かと話題のlivedoorのほうへ引っ越しました。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
7. Posted by Memen   2004年07月26日 14:06
「地力のある仕事人」が役職に付いている職場は、過去の転職の中で、ほとんどと言っていいほどなかった。;;

納得のいく説明もなく、「上が白いものを黒と言ったら黒だ」という次長までいた会社がある。

「地力のある仕事人」自分も含め、これからの日本には本当に必要な存在だと思う。
8. Posted by ヨロン/竹内富雄   2004年07月26日 17:34
Memenさん、こんにちは。ヨロンです(^_^)。

勤め人であるかぎりは、就職した会社や仕えた上司に影響を強く受けますよね。
お互いに、地力がつくように頑張っていきましょう!
9. Posted by smar_aleck_   2004年07月27日 15:49
ヨロンさん、smart_aleck_です。
もう引き継ぎ、後始末をしながら資料作りをしていますので、息抜きに
ヨロンさんのブログで勉強させていただいています。

「地力」いい言葉ですね。
どんな小さな仕事でも真剣に「挑む」。仕事の師匠「かみさん(妻)」
から学びました。かみさんとは職場結婚で彼女は事務職でしたが、
どんな仕事もロジカルに考え、最適化に挑み、労を惜しまずやり遂げる。
給湯室の戸棚の使いから、ファイリング、業務フローまで。

彼女曰く「気持ち悪いのよぉ〜」

この気持ち悪るさを感じることができるかどうかだと思いますね。
いるでしょメールや報告書に入れる数字が半角と全角が混じっている人。

かみさんは一言で言い切りました。

「センス!」
10. Posted by ヨロン/竹内富雄   2004年07月27日 18:16
smart_aleckさん、こんにちは。ヨロンです(^_^)。

奥さんが師匠なんて素晴らしいご夫婦ですね!
私も事務職ですから、奥さんと似たような感覚を持っているかもしれません。
そうそう、仕事のセンスって大事です!

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
一等賞は嬉しいのだ!ウェットな関係 vs ドライな関係