人間の器一等賞は嬉しいのだ!

2004年07月18日

学歴の本当の意味

f4864ad0.jpg学歴社会という言葉には、なにかネガティブな意味合いが込められているように感じます。
世間で一流といわれている大学、偏差値の高い学校の卒業者が社会でも自動的に優遇される、そんなニュアンスでしょうか。


たしかに、卒業した学校のブランドだけで人が評価され、無名な学校を卒業した人に挽回の余地がまったくなければ、学歴というものは弊害しか生まないでしょう。
では、現実の社会は、その通りなのでしょうか?


私は、それはまったく違うと思います。
世の中を断片的にみると、なるほど学歴が幅を利かしているような部分も多少はあります。
しかし、それは所詮断片でしかないのです。
圧倒的に多くのことは、学歴と関係ないところで動いています。

私自身は、まぁ、世間的には有名な大学を卒業しました。
もちろん、受験時代、そして大学に入学した直後は、自分の大学よりも偏差値の高い大学の学生に対しては少なからずコンプレックスも抱いたものです。
でも、そのコンプレックスを持ってたがゆえに、それを克服すべく一生懸命勉強し、努力もしたのです。

ところで、社会で活躍している人たちの中には、わりと有名な学校の卒業者が多いと思いませんか?
これを聞くと、「ほらみろ、やっぱり学歴は大事じゃないか」と言う人がいるかもしれません。
実は、学歴の本当の意味は違うところにあると私は思っています。

私は、自分自身の学生経験から痛切に感じていることがあります。
それは、有名な学校に集まる人は、それなりのプライドを持っているし、進取の精神を持って勉学に励む人も多いということです。
最初は、たしかに偏差値コンプレックスもあるでしょうし、中にはいつまでもこだわり続けている人もいます。
ただ、それは全体の人数からみたら少数派です。

むしろ、私が気になるのは、偏差値が低い、無名の学校を卒業した人、あるいは中学校や高校までしかいかなかった人が、強烈な学歴コンプレックスを持ち、そのことで卑屈になり、「どうせ私は学歴もないし、評価が低くても当然さ」とふてくされてしまうことです。

そこそこの社会人経験を積み、仕事の現場で頑張っている人なら既にお気づきでしょう。
仕事をするうえで必要な能力や、実際に成果を上げられるかどうかは学歴とはあまり関係ないということを。
必要なのは、本人のヤル気と努力なのです。

もちろん、学歴で就職活動中差別されたり、入社後も卒業校のカラーがつきまとうかもしれません。
しかし、それも入口だけのことです。
人と人の付き合いにおいては、付き合い初めのうちだけです。
そのうち、周囲がその人自身を深く観察するようになることで印象はどんどん変わってきます。

そもそも、優れた人物ほど、他人を学歴などでは評価しないものです。
実質的な面で判断・評価することでしょう。
学校名は気にしなくても、何を学んだのか、そしてこの人は何ができるのか、そういうことこそ気にするのではないでしょうか。

中学、高校卒しか学歴がない、偏差値の低い無名な大学の卒業生である、、、過去を変えることはできないのですから、過去の経歴を嘆くのはやめましょう。
自分が他人から遅れていると思えば、キャッチアップすべく、そして追い越して見返してやるぐらいの気持ちで頑張ればいいのです。
実際、そうやって気持ちを切り替え、努力を積み重ねた結果成功した人たちは世の中にたくさんいるのです。

どんな学校であれ、自分が学び巣立った学校を誇りに思い、偏差値の高い有名な学校の卒業でもそのことを鼻にかけず、偏差値の低い無名な学校の卒業でも卑屈にならず、人生の1通過点として受け止め、その経験を活かしながら自分の夢や目標に向かっていくことに、学歴の本当の意味があると思います。

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1. 学歴よりも大事なこと  [ 商人のぶきたの儲かる視点! ]   2004年07月20日 12:48
ヨロンさんの「ビジネスピープル共和国」のブログは役に立つ面白い記事が一杯だ。今日は、その記事の中の学歴社会について私も述べてみる。  私は大学を卒業して住宅会社に入ったが、人事採用の職に就き、一年目からさまざまな学生を見てきた。大手の会社なら応募が

この記事へのコメント

1. Posted by じんわり   2004年07月18日 12:24
大学、特に、東大や早稲田慶應などの有名大学出身の人は、
各界に先輩がいる、大学名だけで通れる関所がある、など
スタート地点で有利であるという点は否めないと思います。

一方で、学歴がなくても素晴らしい方がたくさんいます。

私が存じ上げている中では、1999〜2002年まで、
サントリーフーズの社長をしておられた木下毅氏。
その前はサントリー本体の常務をしておられました。
確か、地方の商業高校ご出身だったと記憶していますが、
年商3500億円の大企業の代表取締役に就任され、
「なるほど、あの方なら・・・」と納得したものです。

またもうひとりの知人は、中学時代からひきこもりがちで、
結局学歴は中卒のままですが、現在弱冠26才にして、
会社を3つ経営。素晴らしく頭が良いです。現在、
さらに飛躍すべくビッグビジネスを立ち上げています。

結局、最も大切なのは、学歴ではなく、
「思考する力」と「乗り越える力」だと私は思います。
2. Posted by ヨロン/竹内富雄   2004年07月18日 19:34
じんわりさん、こんにちわ。ヨロンです(^_^)。

おっしゃる通りですね。
「思考する力」と「乗り越える力」は大切だと思います。
学歴はなくたって、どの世界でも頑張って活躍されている方はいますし。
それに、たたき上げで地道に努力したからこそわかることも多いでしょうしね。

故・田中角栄氏は、小学校卒なのに首相までのぼりつめ、
東大卒等の優秀な官僚を使って政治を行いました。
その間はご自分でも相当勉強したようですね。
こういうのをみると、「努力に勝る天才なし」と思っちゃいます。
3. Posted by けんとく   2004年07月19日 12:56
ヨロンさん、こんにちは!
また刺激的な記事を読めてタメになりました。
学歴はあれば有利、なくても超えられるものと、
個人的には思っています。
有利なのは、将来有望な人脈を形成できることや
優秀な人が教育を施してくれ、モチベーションの高い
教室空間で教育を受けられる点だと思います。
ただ、それらを活かすも殺すも本人次第だと、僕も思います。
むしろ、それより怖いのが、学歴社会が貧富の差につながって
いった場合だと思います。
つまり、良い大学に行けるのは、良い大学を出た親の子供だけで、
大学を出ていない子供は大学に行きにくいという社会の出現、
これが一番、怖い事態だと個人的には思っています。
そういう社会に日本は突入しつつありますが、
この問題を未然に防がないと、日本社会全体のモチベーションが
下がっていってしまうのではないかと、心配しています。
4. Posted by ヨロン/竹内富雄   2004年07月20日 08:32
けんとくさん、こんにちわ。ヨロンです(^_^)。

たしかにそうですね。
裕福な家庭の子供は高等教育を受けることができ、貧しい家庭に育った子供は
受けられないというのでは、なんかちょっと寂しいですよね。
そーいえば、最近は学費もかなり高いみたいですね。
おっしゃるように、教育問題は今後の日本社会の最大の課題ではないでしょうか。
5. Posted by 底辺   2009年08月01日 04:07
ありがとう
6. Posted by ヨロン/竹内富雄   2009年08月02日 10:00
>底辺さん

はじめまして。
ご参考になりましたでしょうか。
コメントを頂きありがとうございます。

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