本当にやりたいことは何ですか?惨めな自分を語れるか

2005年06月15日

「手に職」って何だろう?

勤め人がよく口にする言葉に「手に職」というのがあります。
「手に職をつける」という場合、何かその分野で食っていける技術を身につけるといったような意味でしょうか。
たぶん、私のような事務職一本できたような人は、中高年の域に達してそろそろリストラ世代に突入したとき、「はて、私から会社・組織をとったら何が残るのだろう。手に職をつけておくべきだった」などと後悔したりすることもあるような気がします。

ここでふと思いました。
勤め人というのは、本当に手に職がないのでしょうか。
総務部で文書整理を仕事にしている人は、手に職がないのでしょうか。
営業部で営業マンのアシスタントをしている人は、手に職がないのでしょうか。
私は決してそうは思わないのです。
私は、任された仕事を一生懸命やっているかぎり、誰でもその道のプロになることができ、その結果誰でも手に職を持つことができると思うのです。


「自分は手に職がない」という人は、もしかしたら、自分のやっている仕事はあまり価値がないと考えており、それゆえ、世間では評価されないと思っているのかもしれません。
この感覚はよくわかります。
私は総務関係の仕事を長く経験しましたが、総務の仕事は、ある意味雑用的な仕事も含めとても幅が広く、じっくり一つの業務分野を極めるというよりは、ちょっとずつたくさんの業務をこなすという感じです。

手に職を持った人って、一つの分野に打ち込み、その分野では秀でているというイメージがありますよね。
しかし、総務の仕事だって、仕事の幅こそ広いものの、総務という仕事を一つの単位としてみると、この分野で専門性を磨き秀でることは可能ではないでしょうか。
総務の仕事も極めれば極めるほど、奥が深く、かつ職人技も求められます。
まさに手に職を持つことができます。

さて、あなたは今、手に職を持っている状態ですか?
それとも、その逆ですか?


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1. ポータブル・スキル  [ 大西 宏のマーケティング・エッセンス ]   2005年06月16日 12:20
「手に職をつける」というとなにか職人さんや技術者の世界のような感じがします。しかし、勤め人の世界、つまり普通のサラリーマンの世界にも「手に職」があるとビジネスピープル共和国のヨロンさんが「『手に職』って何なんだろう」でおっしゃっています。 「手に職をつけ

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