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2005年06月11日

“変化”の波は止められない

別記事のコメントでヒデキさんに教えていただいたのですが、総務省の発表によれば、“2005年3月時点での国内ブログ利用者は延べ約335万人で、少なくとも月にいちどはブログを更新しているアクティブ利用者は約95万人ブログ閲覧者数は約1,651万人”なんだそうです。
ということは、単純にいって、国民の10人に1人はブログに関わっているということですね。
私はこれはすごいことだと思います。
私がブログを最初に始めたのは昨年の3月ですが、当時はまだそんなに普及するとは予想できませんでした。
もちろん、徐々に普及していくだろうなという予感はあったのですが。

おそらく、今後ともブログは普及し続けていくでしょう。
その結果、生活の中で定着した商品やサービスのように、“あって当たり前”の存在になっていくと思います。
そのうち、ブログは自分には縁のないことと思っていた人も、周囲からの影響で始め出すような気がします。
そしてその傾向は、若者から中高年者へという流れになっていくでしょう。
ブログの普及が時代の“変化”の波だとしたら、この波は誰も止めることができないと思います。


であるなら、この波に乗らない手はありません。
とはいえ、どんな生き方、選択をしようが個人の勝手ですので、「ブログをやるべきだ」などと強制するつもりはありません。
ただ、最近は、ビジネスの世界でもブログをマーケティングに活用したり、企業トップ自らブログを書いて経営姿勢を内外に打ち出す例も出てきました。
若い経営者ほどブログの活用に積極的なようです。

かつて、私がパソコン通信をやっていた頃、当時在籍していた会社の上司に、「ヨロンくん、休みの日に自宅でそんなことばっかりやっていると不健康だぞ。外出して外の新鮮な空気を吸うとか、他人と交流するようなことをしないと暗い人間になるぞ」と言われました。
そのうち、変化の波が押し寄せ、インターネットという言葉が一般的になり、今じゃ「インターネットが趣味です」と言っても“インターネットをする人=根暗な人、オタク”というイメージはありません。
もしそういう見方をする人がいたら、逆に“その人こそ=時代遅れの人”と見られてしまうでしょう。

時代の変化の波を感じたのは、パソコン通信を趣味にしていた私を蔑んでいた、もしくは特に関心もはらっていなかった人たちが、インターネット全盛の時代になって、急に手のひらをかえしたように「パソコンを教えてくれないかな」、「インターネットをやりたいけど教えてほしい」などと言ってきたときでしょうか。
中には、知人からE-mailアドレスを聞かれたので、それを機にインターネットを始めることにしたとか、定年後の趣味でやってみたいとか、そんな人もいました。

カメラを趣味にする人が多いからカメラ市場が大きいのと同様に、ブログを趣味にする人が多ければビジネスの市場として十分成り立ちます。
直接ブログサービスを提供している企業だけでなく、IT・通信業界、広告業界、その他関連業界も潤います。
そういう意味で、ブログは個人の趣味だけにとどまらず、産業構造にとってもかなりインパクトを与えるでしょう。
また、言論の分野でも多大な影響を与えると思います。
政治、メディア、人間関係、その他諸々のことに影響を与えるに違いありません。
今後実際どういう影響を与えていくか注目し観察したいところです。
心境としては、ちょっとワクワクドキドキってとこですかね。









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この記事へのコメント

1. Posted by hiro   2005年06月11日 14:33
いつの時代も、新しい事を行うと 批判されます。
批判されたら、名誉に思えば良いのではないでしょうか、
古くは、ガリレオの地動説。 西洋坊主が自分たちの権威で否定しました。
写真も初期の頃は「写真を撮られると、魂を奪われる」等と言われたそうです。

ブログの普及には本当に目を見張るものがあります。 ただ、あまりに多くの人がブログに熱中すると「生産性の低下」につながらないかと危惧しております。(これって、年寄りの批判かなぁ?)

まあ、私みたいな三日坊主野郎でもブログを持っている時代ですからね




2. Posted by hiro   2005年06月11日 14:36
(長文のため、エラー)となったため、文章を分割しました。

(続き)

ブログに関しては「検索でヒットしやすい」と言うメリットに私は注目しております。

私の三日坊主的なブログ「ばかやろー日記」も、Google(ライブドア、インドシーク等を含む)では、「ばかやろー」で検索するとなぜか トップになります。

この特性は、商売にも使えるのではないでしょうか?
3. Posted by ヨロン/竹内富雄   2005年06月11日 16:57
hiroさん、こんにちは。ヨロンです(^_^)。

コメントをいただきありがとうございます。
私は逆に、熱中できるものとしてブログがあるのならそれはそれで歓迎してもいいかなと思います。
hiroさんご自身もおっしゃっていますが、ブログが世の中に何か影響を与えつつあるというのはまだ黎明期であり、そのときはまだ批判的な見方もあると思います。
ほーそうですか、hiroさんのブログは検索でトップに出るんですね。
hiroさんのブログへもぜひ立ち寄らせていただきたいと思います。
4. Posted by ヒデキ   2005年06月11日 23:47
元ネタ提供(?)のヒデキです。

> ブログを趣味にする人が多ければビジネスの市場として十分成り立ちます
ところが現実はそんな単純な話ではありません。
各社ともブームほど商売にならず、頭を悩ませているのが現状です。参考までにどうぞ。

■ヒット中の「ブログ」、いかにお金を生むビジネスに結びつけるかが最大の課題
http://arena.nikkeibp.co.jp/trend/zoom/20050301/111608/
■“成功した”Blog「Naver」が、SNSに移行したワケ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/03/news027.html
5. Posted by ヨロン/竹内富雄   2005年06月12日 18:36
ヒデキさん、こんにちは。ヨロンです(^_^)。

情報をいただきありがとうございました。
興味深く読ませていただきました。
ブログのビジネスへの展開と今後の動向についての考察は、とても面白いテーマだと思いますので、さらに記事として私なりの見方を書いてみます。
またぜひご意見くださいね。

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