我、何かを為さん人事評価って難しいな〜

2005年01月25日

この上司にしてこの部下あり

仕事人にとって、上司の与える影響は大きいですよね。
「いや、私は自分流を通している」と本人が言ってみても、周囲からみると“この上司にしてこの部下あり”と感じることは多々あります。
なんてたって、日々上司から指示命令を受け、その通り対応することが習慣化しているわけですから、そうなってしまうのはむしろ自然なことです。
そういう意味では、良き上司に恵まれるということは幸運なことなのです。
周囲から「○○部署は、○○なんだよな〜」と特徴付けられると、それは部署長の性格や仕事のスタイルが反映された結果なのかもしれません。

周囲でいい評判のたつ部署なら働きがいもあるのでしょうが、逆だと辛いもんがあります。
責任逃ればかりする上司、頑固でいつも他部署と軋轢を起こす上司、マネジメント能力のない上司、そんな上司のもとで働いていると、周囲から同情されたり、自分自身も腐ってしまうことがあります。
もちろん、反面教師として頑張る人もいます。


その昔、同じ職場に、取引先にヨイショされるのを自分が尊敬されていると勘違いし威張っている所属長がおりました。
自分の職務と権限をきちんと認識できている人ならそういう錯覚は起きないものですが、その認識のない人は自分の力だと錯覚してしまうのです。
その所属長が私の上司でなかったので助かりましたが、部下は大変だっただろうと想像します。

ただ、やはりというか、部下の中にその所属長に似た人がおりました。
たぶん、自分の上司を見倣ったのでしょう。
頭を下げる取引先の担当者に対し横柄な言葉を使い、社内でも不遜な態度で威張っていました。
それだけならまだしも、自分がやるべき仕事をやらないことがあったので困ったものでした。
そういう人にかぎって、自分がやるべき仕事をやらなかったとしても反省なんかしないものです。

そういう上司と部下の関係を考えると、自分が上司の立場の場合は、部下の手本になるような言動を心掛けねばならないなと思います。
とはいえ、自分の弱い面をさらけ出したり、率先垂範できない面もあって、手本になるような言動の難しさを日々実感しています。
私が直接指示命令する部下に対する周囲の評価が低かったら、それは私自身の責任でありましょう。

私自身の力量を脇に置いておくと、私はこれまで上司にはわりと恵まれてきたと思います。
結果的に私が今の仕事をできるのは、お世話になった上司の指導の賜物なわけですから。
上司への感謝の気持ちは、私が仕事の現場で活躍することで返したいと思います。
あなたの上司には見倣う点がありますか?
上司のどんな点を見倣いたいですか?


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