初出社、新入社員になる上司の視点、部下の視点

2004年12月02日

身近に師はいますか?

仕事の現場に長らく身を置いていると、「この人(のこういう面)を見習いたい」というに出会います。
あなたの仕事人人生において、過去そういう師に出会いましたか?
あるいは、現在そういう師は身近にいますか?
私の人生を振り返ってみると、師と呼ぶにふさわしい人に何人も出会ったような気がします。

師を見つけるとどんないいことがあるかというと、まず、その人に一歩でも近づこうとするので目標ができます。
そして、その目標に向かって頑張ります。
頑張っている人は、周囲から見ても頼もしく感じますし、つい応援したくなるものです。

逆に、自分が目標とする人がいないと、何となく意気消沈してしまい、考え方もネガティブになりがちです。
私自身の場合も、目標とすべき師が身近にいた時は困難に打ち克つ気力がありましたが、いなかった時はネガティブ思考だったように思います。


以前の記事で、私は“熱い”タイプの人間であるということを書きました。
おそらく、私がそういう人間になったのは、そういうタイプの人を師とし、その師を見習ったからだと思います。
熱い人というのは、物事の見方が厳しく、何の戦略もなく妥協することを嫌い、自分についてくる人や自分が育てたい思っている人に対しては熱く、厳しく鍛えようとします。

過去2社で働きましたが、私にものすごく影響を与えた人たちというのは、皆んなそういう感じだったのです。
私が仕事で手抜きをしたり、嫌々ながら仕事をしていようもんなら、鉄拳制裁こそなかったものの、厳しく叱責されたり、説教されました。
その瞬間は、「この人は私のことを思って、成長を願って鍛えてくれているんだ」などとは露ほども思わず、「くそっ、この野郎!上長、先輩社員だからっていい気になるなよ!」と心の中で毒づいたものです。
でも、不思議なもんで、後になって、あるいは何年も経ってから、「あの人は私のことを思って、成長を願って鍛えてくれたんだ」と思えてくるのです。

心を鬼にする”という言葉がありますが、なかなかできるものではありません。
鬼のようになったら、相手は恐がるし、敵意さえ抱くかもしれませんしね。
以前読んだ雑誌の記事に書いてありましたが、最近、部下を叱れる上司が減っているそうです。
その背景としては、部下に嫌われたくないとか、そもそも部下の言動が自分の想像を超えており理解しづらいので叱れない、というような解説がされていたような記憶があります。
それに付け加えるとしたら、上司自身が自信を持って仕事をしていないということもあるかもしれません。

たしかに、私も上司の立場になった時、部下をうまく叱れていないように思います。
「誉める、叱る」という基本的なスキルを使い分けられず、部下に迎合している部分があります。
卑怯なスタンスかもしれませんが、上司の役割を放棄して、自分自身のことで精一杯になっているんですね。
他人を育てるという姿勢よりは、リストラの波をかいくぐりどうやって生き残るか、どういう(表面的な)スキルやノウハウを身につければ生き残れるのか、そういう姿勢が強く出ているかもしれません。
私自身は、育ててくれた人がいたからこそ成長できたのにね。

今度入社した会社は設立4年目の会社で、これから社内のしくみをつくり、人材を育てていく段階にあります。
今日実施された途中入社者に対する研修でも、私が所属する本部の本部長が、今回採用した中途入社者にはそういうことを期待したいと強調していました。
これまでのブログでは、過去勤務した2社での経験を踏まえ、自分の考え方を総括してきましたが、今度は、過去の経験を活かし、自分が他人に影響を与えられるように頑張ってみたいと思います。
仕事人は、行動し実績を残してなんぼですからね。
私が師から学んだことを今ふうにアレンジしつつ、後世に伝えていけたら仕事人として最高の喜びかもしれません。




yoron at 20:30│Comments(4)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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この記事へのコメント

1. Posted by 大西宏   2004年12月03日 16:15
師はやはり何人かいらっしゃいました。なかには反面教師の人もいました。師も大切ですが、ともに苦労した仲間からも、いろいろなことが学べたように思っています。
2. Posted by ヨロン/竹内富雄   2004年12月03日 21:00
大西さん、こんにちは。ヨロンです(^_^)。

そうですね、苦労を友にした仲間から学ぶことは多いですね。
また、そういう仲間は本当にいいもんです。
たしかに反面教師もたくさんいました。
つうことは、心掛け次第で誰からでも学べるということですかね。
3. Posted by ひなこ   2004年12月04日 13:12
ヨロンさん、こんにちは。お仕事お疲れ様です。

>心掛け次第で誰からでも学べるということですかね。

誰からでも学んでやろうという気持ちが大切だと思います。
4. Posted by ヨロン/竹内富雄   2004年12月04日 15:25
ひなこさん、こんにちは。ヨロンです(^_^)。

そうですね、そういう気持ちがあれば行動はついてきますね。
気持ちだけで終わってしまってはいけませんが。

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